時給の仕組みと労働時間の関係について
時給とは、主にパートやアルバイトなど非正規雇用の場合に支払われる、賃金の計算基準の一つです。具体的には、1時間単位で給与が計算される方法です。また、アルバイトであっても月給制の正社員などと同様に、労働については法律で基準が定められています。1日の労働時間は8時間、1週間の労働時間は40時間と決まっており、超過して働いた場合は、時間外労働時間とみなされます。時間外労働時間の場合は、時給の1.25倍を割増で賃金にプラスすることが義務付けられています。
また、22時から5時までの深夜時間帯においても、同様に1.25倍の割増で時給が計算されます。その為、深夜時間帯な上に、8時間を超過した時間外労働の場合は、さらに増額の1.5倍を支給する必要があります。ちなみに、高校生の場合は、22時以降の深夜勤務は法律で禁止されている為、注意が必要です。
賃金だけでなく同じく休憩時間についても、法律で定められています。6時間を超過する場合は45分間、8時間以上の場合は60分間を、休憩時間として最低取る必要があります。そして、賃金の計算方法においても、勤務先によって様々であることを知っておくことも大切です。残業などで勤務時間に1時間未満の端数が生じた場合の計算方法には、違いがある為です。15分単位、30分単位など、元となる計算方法を知っておくことで、無駄や働き損を防ぐことが出来ます。
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